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セルフエスティームとキャリア

キャリアウーマン

 

ナルシストではない「セルフエスティーム」という考え方

男性でも女性でも、自分に自信を持っている人というのはそれだけで強い魅力があるものです。

しかしそうした自分への強い自信は「ナルシスト」的な考え方になりやすく、場合によっては「勘違い女」や「自惚れ屋」といったふうに見られることも少なくありません。

日本においては特に謙遜が美徳という文化が長年持たれてきたということもあり、自分自身の容姿や異性からの視線に対して堂々とした態度をとっていると否定的な視線を浴びせられてしまったりします。

しかし自分を卑下するような態度は本来持っているであろう魅力を押し殺してしまうことにもなります。

そこで今必要なものの考え方となるのが「セルフエスティーム(Sellf-esteem)」です。

セルフエスティームは日本語に直訳するのが難しい言葉なのですが、まとめて言えば「自尊心・自己愛」といった自分自身のことを愛する心ということになります。

セルフエスティームは欧米の個人主義の思想の中で発生した発想方法で、自分自身の心と身体を大切にしつつ主張すべきところではしっかり我を通すということが基本となります。

何でもかんでも謙遜したり自己否定してたりするのではなく、時にこの「セルフエスティーム」的に自分を信じた行動をとっていきたいところです。

女性にありがちな「私なんてとても」

職場の上司の悩みの一つとしてよく挙げられる例として、部下に新しく仕事を任せるときの態度に見られる性差があります。

年代によってまた少し違うところもあるでしょうが、一般的に上司が部下に対しそれまでやったことがない業務の担当を任せたいと依頼した場合、男女で最初の反応に違いがよく見られます。

上司「この仕事を次から君に任せたいと思うんだが」
男性部下「わかりました!任せていただいてありがとうございます。ベストを尽くします」
女性部下「わかりました。私の力でどこまでできるかわかりませんが、ベストを尽くします」

このように女性の場合仮にその仕事をすることができる自信があっても、なんとなく反応的に自分を落とす一言をつけてしまいがちです。

上記の男性部下の反応に慣れている上司としては、女性的な反応を聞くとつい「本当に大丈夫かな?やれるのかな?」といった不安をいだいてしまいます。

これも最初に説明したセルフエスティームがない場合の一つの例と言えます。

今や女性も社会進出が当然となっている現在、自分に自信を持ってしっかりキャリアのための主張をしていきたいですね。